探偵の報告書をもとに慰謝料請求を成功させた私の体験談

探偵の報告書をもとに浮気相手へ慰謝料を請求する女性キャラクターのイラスト(冷静に話すシーン) 慰謝料・離婚

直接請求を選んだ私のリアル体験

はじめに

探偵への依頼を決めた時点で、私の中では浮気は「ほぼ黒」だと確信していました。
それでも、報告書の写真と時系列の記録を目にした瞬間に湧き上がったのは、「やっぱり…」という思いと抑えきれない怒りでした。
本記事では、私が実際に探偵の報告書をもとに、浮気相手本人へ慰謝料請求を行った体験を、準備・交渉・学びの順にまとめます。
同じ状況で悩む方の判断材料になれば幸いです。

探偵の報告書で明らかになった事実

報告書には、日時入りの写真、行動経路、立ち寄り場所などが淡々と記録されていました。
具体的には、仕事帰りに同じ会社の女性と車内で長時間過ごしていたこと、そしてラブホテルへの出入りが確認できる内容でした。
感情的になりすぎないよう、まずは「事実の整理」に徹することを心掛けました。

証拠として重要だったポイント

  • 日時が特定できる写真(連続性があること)
  • 対象者の移動・滞在時間が分かる行動記録
  • 同一人物であることが判別できるカット

「直接請求」を選んだ理由と準備

方法を検討する中で、探偵さんからの助言もあり、今回は浮気相手本人に直接請求する方法を選びました。判断の背景には次の2点がありました。

  • 浮気相手が夫と同じ会社に勤めている(立場の問題を抱えやすい)
  • 相手にも配偶者や子どもがいる(家庭への波及を避けたい心理が働きやすい)

また、内容証明の文面は探偵さんの紹介で、経験豊富な行政書士の方に作成を依頼しました。法的形式に則った書面を準備することで、交渉の土台が整い、冷静な進行につながります。

事前準備のチェックリスト

  • 探偵報告書(写真・行動記録)の整理
  • 行政書士による内容証明の作成・控え
  • 録音機器(相手に録音を伝えた上で使用)
  • 署名・押印に備えた書類一式(印章の準備含む)
  • 同席者の段取り(相手を呼び出す名目や場所の確保)

実際の交渉の流れ

知人に協力してもらい、相手とは「仕事の打ち合わせ」という名目で喫茶店に来てもらいました。
私自身が同席し、冒頭で録音することを伝えたうえで、探偵の報告書と内容証明の控えを提示。事実関係を淡々と確認し、慰謝料の話に移りました。

提示した条件と相手の反応

当初の請求額から100万円の減額をその場で提示しました。これは、相手が私が妻であることを理解した後、感情的にならず真摯に反省の姿勢を示したためです。
結果として、相手は終始申し訳ない様子で話を聞き、その場で署名が行われました

なお、交渉中は「怒りに任せた言葉」を避け、報告書に基づく事実のみを端的に伝えることを意識しました。
その方が相手も防御的になりにくく、話が前に進みやすかったと感じています。

終了後に感じたことと、同じ状況の方へのヒント

今回の件で強く実感したのは、感情ではなく準備と証拠が物事を動かすということでした。探偵報告書という客観的資料、行政書士の文面という形式的裏付けが、交渉を短期で終わらせる力になりました。

これから請求を考える方へ(要点)

  • 証拠の精度を最優先で確保する(連続性・日時・本人特定)
  • 書面は専門家(行政書士・弁護士)に任せると安心
  • 交渉時は事実ベース+冷静な口調で進める
  • 金額の調整は相手の姿勢・場の空気を見て判断する
  • 録音や記録は相手に伝えた上で適切に残す

まとめ

慰謝料請求は、浮気の「終わり」ではなく、自分の人生を取り戻すためのプロセスでした。
証拠と書面の準備が整えば、長引かせずに終えることも可能です。
今まさに迷っている方は、まずは事実の整理と専門家への相談から始めてみてください。前に進むための視界が、きっと開けてくるはずです。

⚠️ 注意書き

※本記事は筆者の実体験に基づくものであり、法律上の助言を目的としたものではありません。
状況や地域によって適切な手続きが異なる場合があります。具体的な対応は、弁護士・行政書士などの専門家へご相談ください。

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