離婚が成立して、ようやく一人の生活に慣れてきた頃。ふと静かな部屋で思ったのは、「このまま一人で生きていくのかな」ということでした。
解放感はありました。ストレスから解放され、自分のペースで暮らせる毎日。それは確かに心地よかった。でも同時に、心のどこかがずっと空っぽのままでした。
今回は、私がなぜ「婚活」という選択をしたのか、その理由をお話しします。
離婚直後の私。自由だけど、どこか満たされない日々
離婚届を出して新生活をスタートさせた私は、一人暮らしの快適さを存分に楽しんでいました。
- 好きな時間にご飯を食べて
- 好きなだけテレビを見て
- 誰にも気を使わず、自分だけの空間で過ごす
あの頃のイライラや不安、嫉妬の日々を思えば、天国のような毎日。
でも、早々に気づいたんです。この”快適さ”は、幸せとは違うということに。

一人で過ごす夜、ふとした瞬間に感じる寂しさ。同年代の子どもの写真がSNSに流れてくるたびに感じる焦り。「私はこのままでいいの?」という問いが、静かに、でも確実に大きくなっていきました。
「見返してやる」――最初の原動力は”怒り”だった
正直に言うと、婚活を始めた最初の動機は、キレイなものではありませんでした。
「絶対に幸せになって見返してやる」
浮気をされ、裏切られ、それでも信じようとした自分。探偵を使って証拠を取り、慰謝料を請求し、最終的には離婚を選んだ自分。その全部を無駄にしたくなかった。
「あなたと別れて正解だった」と胸を張って言える人生にしたかったんです。
元夫より幸せになること。それが当時の私の、婚活を始める一番の理由でした。今思えば少し青かったかもしれません。でも、あの怒りがなければ前に進めなかったのも事実です。
もう一つの理由――「子どもを授かりたい」という切実な想い

婚活を始めたもう一つの大きな理由。それは子どもが欲しいという気持ちでした。
離婚した時点で私は30代半ば。年齢的なリミットを、嫌というほど意識していました。
「のんびりしている時間はない」 「出会いを待っているだけでは間に合わない」
自然な出会いに期待する余裕は、私にはもうなかったんです。だから”婚活”という手段を選びました。受け身ではなく、自分から動く。それが当時の私にとって、一番現実的な選択でした。
このまま独りだったら――甥や姪に迷惑をかけてしまう
子どもが欲しいという気持ちと同時に、もう一つ頭から離れなかったことがあります。
「もしこのまま一人で歳を取ったら、最後に迷惑がかかるのは甥や姪だ」
私には兄弟姉妹がいて、甥や姪もいます。独身のまま老後を迎えたら、介護や入院の手続き、万が一のときの身元引受人――そういった負担が、いずれ甥や姪にのしかかる。
自分が元気なうちは「一人でも大丈夫」と思えるかもしれません。でも、病気になったとき、判断能力が衰えたとき、そして亡くなったあと。部屋の片付け、役所への届け出、相続の手続き――それを誰がやるのか。
可愛い甥や姪に、そんな負担を背負わせたくなかった。

自分の老後や死後のことまで考えるのは大げさに聞こえるかもしれません。でも、30代半ばで離婚を経験し、一人で生きていく現実を目の当たりにしたからこそ、「誰にも迷惑をかけずに生きていきたい」という気持ちは切実でした。
パートナーがいれば、支え合える。何かあったときに頼れる人がいる。それは甘えではなく、大切な人に迷惑をかけないための、責任ある選択だと思ったんです。
バツイチの自分に、婚活する資格はあるのか
婚活を始めようと思った時、真っ先に頭をよぎったのは**「バツイチの私なんかに、いい人が見つかるわけがない」**という不安でした。
- 離婚歴がある時点で、相手から敬遠されるんじゃないか
- 年齢を考えると、選ばれる側じゃなくなっているんじゃないか
- そもそも一度失敗した人間に、もう一度チャンスなんてあるのか
何度も自問しました。「もう恋愛なんてしなくていい。一人で生きていけばいい」と思ったことも一度や二度ではありません。
でも、心の奥底では**「やっぱり誰かと一緒に人生を歩みたい」**という気持ちが消えなかった。
一度の失敗で、自分の人生を諦めたくない。そう思えたのは、離婚の過程で自分の力で人生を立て直してきた経験があったからだと思います。
探偵への依頼、慰謝料請求、社会復帰、一人暮らし――すべて自分で選び、自分で行動してきた。その積み重ねが、「私はもう一度やり直せる」という小さな自信につながっていました。
「時間を無駄にしたくない」から、婚活サービスを選んだ
友人からの紹介や合コンといった方法も考えました。でも、私が最終的に選んだのは婚活サービスへの登録でした。

理由はシンプルです。
- 結婚を前提とした出会いを求めていたから
- 時間が限られていることを自覚していたから
- 自分から行動しなければ何も変わらないと学んでいたから
離婚の経験を通じて、私は「待っていても何も始まらない」ということを痛いほど知っていました。浮気に気づいたとき、証拠を集めたとき、慰謝料を請求したとき――すべて、自分で動いたから結果がついてきた。
婚活もきっと同じ。自分から動けば、道は開ける。
そう信じて、まずは無料の婚活サービスに登録するところから始めました。
婚活は簡単じゃない。でも、動かなければゼロのまま
最初に言っておくと、婚活は想像以上に大変でした。
ただ、その具体的なエピソード――無料サービスで出会った人たちのこと、有料の結婚相談所を選んだ理由、そして最終的に今の夫に出会うまでの道のり――については、婚活と再婚への道の記事で少しお話していますが、これから詳しくお伝えしていきたいと思います。

ここでお伝えしたいのは「始める理由」は完璧じゃなくていい、ということ。
私の場合、最初の動機は「見返したい」という怒りでした。そこに「子どもが欲しい」という願いが加わり、「バツイチだけど諦めたくない」という意地が背中を押しました。
どれもキラキラしたものではありません。でも、あの時の泥臭い感情があったからこそ、私は行動に移すことができました。
✅ まとめ
- 離婚後の”自由”は心地よかったが、それだけでは満たされなかった
- 婚活を始めた理由は「見返したい」「子どもが欲しい」「諦めたくない」
- バツイチ・アラフォーでも、自分から動けば道は開ける
- 始める理由は完璧じゃなくていい。大切なのは”一歩踏み出すこと”
離婚を経験した方、今まさに婚活を迷っている方へ。 完璧な準備なんて必要ありません。不安があっても、怒りが原動力でも、それでいいんです。
動いた人だけが、次の景色を見ることができます。
私がそうだったように。
