別居を選んだ日。静かな部屋で気づいた“心の自由”

別居生活を始め、静かな部屋で心の自由を感じる女性のイメージ 慰謝料・離婚

離婚を切り出したときの夫の反応

離婚を切り出したとき、夫はどこか他人事のような態度でした。
悲しんで引き止めるわけでもなく、かといって本気で向き合うわけでもない。

「どうせそのうち諦めるだろう」
「また許してくれるだろう」

そんな空気を感じました。
そう思わせてしまった原因は、これまで私が何度も夫を許してきたからです。

浮気をされ、探偵を使って証拠を取り、それでも私は“やり直す”と選びました。
夫は「じゃあどうしたらいいんだ」「何をしても信じられないんだろ?」と口にしましたが、
その通りでした。

もう、何をされても信じることはできない。
その事実を、私自身が受け入れ始めていました。

離婚を決意し、別居へ動き出す

「離婚して別々の人生を歩む」
その決意が固まってからは、行動が驚くほど早かったです。

本気で家を出た私を見て、夫もようやく状況を理解したようでした。
メッセージのやり取りはありましたが、私は淡々と準備を進めました。

私たちが話し合って決めた財産分与

婚姻期間が3年未満だったため、私たち夫婦の財産分与はシンプルでした。
しかし、読者の方にとっては重要なポイントなので、一般的な考え方も含めてまとめます。

▼ 我が家の財産分与

  • 預金:私の収入は生活費と混ざっていないため、そのまま
  • 婚前の貯金:財産分与の対象外
  • 別居費用(レオパレス代):夫が毎月5万円ずつ振込返済
  • 不動産:賃貸だったため対象なし
  • :それぞれ自己所有のためそのまま

お金の面ではほとんど揉めず、話し合いで決まりました。

私は慰謝料を受け取っていたので、お金ではなくスムーズに離婚できる事を最優先しました

読者へ:財産分与で知っておくと安心なポイント

ここからは読者の役に立つ実務知識です。

1. 対象になるのは「婚姻期間中に増えた財産」

夫名義・妻名義は関係ありません。

2. 婚前の貯金・遺産は対象外

「いつ作られたお金か」が重要です。

3. “別居した日”が大きな区切り

別居後の給料や貯金は分ける必要がありません。

4. 不動産や車は「売却しなくてもOK」

差額の計算だけで調整することが可能です。

5. 話し合いの内容は“必ず記録”に

メール・LINEなど文字に残る形がおすすめ。
重要な内容なら、公正証書にすると安心です。

旧姓には戻らず、夫の姓を選んだ理由

離婚後の名字(姓)についても悩みました。
最終的には、旧姓には戻らず夫の姓をそのまま名乗ることにしました。

理由は2つ。

  1. 会社員として働いており、姓を変えるメリットがなかった
  2. 「絶対に再婚する」という前向きな決意があった
  3. 姓を変えることによるさまざまな書類の名義変更が面倒だった

姓を変えない場合の手続きは、ほとんどが「住所変更のみ」で済んだため、
離婚後の負担がかなり軽くなりました。

2024年の戸籍統計によると、2023年に離婚を届け出た夫婦のうち半数近く(46%)にあたる方が離婚後も姓を変えていないんです

離婚後も婚姻中の姓をそのまま名乗りたい場合の手続き

離婚後も婚姻中の姓をそのまま名乗りたい場合は、離婚成立後3か月以内に市区町村役場に「離婚の際に称していた氏を称する届」(婚氏続称届)を提出する必要があります。

離婚届と同時に提出することも可能なので、私は離婚届けと同時に提出しました。離婚届よりも後に提出する場合は、それまでの間は一度旧姓に戻ることになってしまいますので、同時に提出することをおすすめします。

離婚後旧姓に戻らない事でのデメリット

旧姓に戻らないことは良いことばかりではなく、以下のようなデメリットもあります。

  • 元夫への負のイメージが残り気持ちの切り替えがしづらい
  • やっぱり旧姓に戻したいと思っても戻す際の手続きに手間がかかる
  • 元配偶者側から「名乗るな」などの嫌味や拒否
  • 実家のお墓に入れないなどの自分の親族との関係

「やっぱり旧姓に戻りたい」と思っても簡単には戻れない?

離婚後旧姓に戻らない事でのメリット、デメリットをお伝えしましたが、ここで一つ知っておいてほしい大切なことがあります。

それは、
一度「婚氏続称」の手続きをすると、後から気軽に旧姓へ戻すことはできない
という点です。

婚氏続称は「あとから自由に変更できる制度」ではありません

離婚後に使う姓は、以下のどちらかを選ぶことになります。

  • ① 自動的に旧姓へ戻る
  • ② 婚氏続称の届出をして、結婚時の姓を使い続ける

この②の婚氏続称は、
離婚届とは別に、離婚後3か月以内に市区町村役場へ届け出る必要があります。

そして重要なのが、
👉 この手続きを一度行うと、気持ちが変わっても簡単には旧姓に戻せない
という点です。

婚氏続称後に旧姓へ戻すには「家庭裁判所の許可」が必要

「やっぱり旧姓に戻したい」と思った場合、
次のような流れになります。

▼ 必要な手続き

  • 家庭裁判所へ 「氏の変更許可申立て」 を行う
  • 変更理由を文書で説明する
  • 裁判所の判断を待つ(必ず許可されるわけではない)

つまり、
自分の判断だけで即変更できるものではありません。

理由としては、

  • 社会生活上の不都合
  • 仕事上の支障
  • 精神的な負担

などを具体的に説明する必要があります。

旧姓に戻すか迷っている人へ伝えたいこと

私は結果的に婚氏続称を選びましたが、
この制度については事前にしっかり調べておいて本当に良かったと感じています。

もし今、

  • 氏名変更の手続きが面倒そう
  • とりあえず今はこのままでいいかな
  • いつか戻せばいいや

と少しでも思っているなら、
一度立ち止まって考えることをおすすめします。

判断の目安として

  • 仕事での名前変更が大きな負担になるか
  • 再婚の可能性をどう考えているか
  • 数年後の自分がどの姓で生きていたいか

これらを考えたうえで選ぶと、後悔しにくいです。

レオパレスでの一人暮らし

別居先は期間契約のレオパレスでした。
必要最低限のものしか持ち込まず、離婚の先は一人暮らしだったので、その事を踏まえて必要な生活用品は最低限購入し、こまごまとしたものは100円ショップで揃えました。

キッチンが狭いので料理はほぼせず、
仕事帰りにスーパーで割引の総菜を買って帰る生活。

不思議なことに、主婦業から少し離れただけで心がぐっと軽くなりました。
「もう誰の顔色も伺わなくていい」
そう思えた瞬間、初めて自分だけの時間の尊さを感じました。

別居したことで、お互いに冷静になれたと思います。

夫とは“冷静な距離”を保ちながら

完全に関係を断つのではなく、必要なことは冷静に連絡を取りました。
敵対すると離婚手続きが長引いたり、感情的な衝突に発展することもあります。

私は“友好的な距離”を保つことで、
結果的にスムーズに離婚を進めることができました。

離婚=揉める はどうしても避けられないと思いますが一旦冷静になって、友好的に接すると案外スムーズに話が進むことがありました

別居で気づいたのは、“終わり”よりも“始まり”だった

別居してみて、孤独よりも「心の自由」を強く感じました。

しんどい状況にもがきながら出した決断でしたが、
別居は私にとって「人生を取り戻すための準備期間」になっていました。

🌸 まとめ

別居は逃げではなく、自分を守るための大切なステップです。
離婚を決断するまでには葛藤もありますが、
どんな選択であっても“自分の人生を取り戻す一歩”になります。

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